気の増幅装置・千葉県千葉市美浜区稲毛海岸(稲毛)の歯科医・歯医者

かとう歯科ニュースレター Vol.27

2010.8

　夏本番ですが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
　７月の中旬まで私は非常にせわしなく活動していました。忙しいと言うよりも、大量の雑事の処理に明け暮れていたという感じです。主たる「時間食い虫」は３つありました。その中で一番エネルギーを使っていたのが釣りです。家内に「どうしたの？」と言われるほどに、魚釣りに没頭していました。毎晩のようにフライを巻いて、道具の整備をして、毎週水曜日に白河まで行っていました。持ち帰れば、釣果のニジマスの処理も必死です。今までほとんど逃がして来たんですが、45cm以上はかなり美味なんです。小さいニジマスは塩焼きかムニエル程度しか思いつかなかったけど、ある程度サイズがあればスモークサーモンになるんです。スモークせずに凍らせてスライスし、塩とオリーブオイルとレモンをかけるだけで、とても美味しいです。
　２つ目はいつものとおり積ん読の処理です。購入をできるだけセーブしているのですが、月に５冊以上購入してしまいます。

　３つ目は娘の持って行くお土産製作です。学校行事で３週間アメリカにホームステイします。そこのお母さんと娘さんにポーチを作ることにしました。このポーチは私の母親が倒れる前に、いろいろな人に配っていたものです。遺品の整理をしたら、制作途中のものやファスナーが大量に残っているのを知っていましたので「手作りのお土産に良いのではないか」と提案したわけです。そこで娘と二人で津田沼のユザワヤに生地を買いに行きました。自分が手を出すつもりはありませんでしたが、提案した責任もあるわけです。渡米直前、アルバム作りや荷物の整理に追われる娘の代わりに私がほとんど作ってしまいました。作ってみると、何も考えず、単純作業で時間を潰すことの快感にハマってしまい、今も作り続けています。材料が無くなると、一人じゃ恥ずかしいので家内と一緒に生地を買いに行きます。
　日頃マジメに定期検診を受けている、とっても運の良い方は手に入れることができるかもしれません。とりあえず家内とスタッフには配ろうと思っていますが、いくつ作るかは今のところ何とも言えません。たぶん、秋の魚釣りシーズンになったら、自然に終了することでしょう。

院長　加藤昭浩

ひとこと　その36　スモークサーモンの作り方

　冒頭に書きましたが、ここ１ヶ月半ほど異常に釣りに没頭していました。変な話だけど「５月２ ４日に死んだ友人が乗り移ってる」んじゃないかと考える以外にはどうしても納得できないほど、 釣り中心に生活していました。毎週、朝の3:30に家を出て、夕方まで釣り続けて、また高速道路を 往復で５００キロ走って帰ってきます。以前は途中に睡眠休憩を取ることが多かったのですが、不眠 不休で家まで帰ってくることもありました。異常な高エネルギー状態です。
　7月14日、前半シーズン最終戦、梅雨明け直前に家内と二人で出かけました。前 の週もバカ釣れしているんで、家内でも釣れるかなと思ったわけです。（笑）
　当日、６時頃に現地に着いて、仕掛けの準備をして、７時から釣り始めです。早 く行ったので、私の好きなポイントに入ることができました。仕掛けを延ばして、 家内に渡し、自分の仕掛けを出そうと思っていたら、家内にアタリました。３０セ ンチぐらいでしたが、１匹目ということでキープ。仕掛けを直して、家内がキャス ト（投げること）したら、またアタリ！同じぐらいのサイズなんで、放流。私は 釣っているヒマがありません。魚をアミですくったり、フライを付け替えた り、一日が「御世話」で終わりそうな気配です。なんとか私もキャストで き、ようやく１匹釣ることができました。まずは一段落。ビールを飲んで一 服です。相変わらず家内の方は絶好調で、じゃんじゃん釣り続けて、４０セ ンチ、４５センチと大物を釣り上げ、ついに５０ｃｍオーバーを釣りまし た。なんだか誰でも簡単に釣れるみたいですが、ドライフライでのフライ フィッシングはそんなに簡単に釣れるもんじゃありません。エサが偽物ですからね。大きな魚との やりとりもそんなに簡単なもんじゃありません。ジャンプしたり、突っ走ったり、相手は必死です から。でもなぜか、横からちょっとアドバイスするだけで釣り上げてしまいました。なんだかガッ カリです。私はここに５年も通っているし、過去にも長く海釣りしていろいろと経験したから上手に なったのに、家内はほとんど初めてです。

何か変だなと考えてみたら、思いつきました。友人は今ま で私と一緒に来ていたけど自分が釣ることはできません。だから、家内に「乗り移って」釣りを楽 しんだんでしょう。ちょうど５０日祭（神道なんです）の頃でそろそろ天国（？）に行かなくちゃ いけない時期だったようです。
　朝早くからバカ釣りしたので昼過ぎには手が痛くなってきました。早々に２時頃には終了して、内蔵を取って持ち帰ります。

　家に帰り、皮を残して三枚におろし、とげ抜きで中骨を抜いて、 漬け込み液に漬け込みます。冷蔵庫の中で１０時間ぐらい漬けて、 表面を乾かします。このまま乾燥させるだけで充分においしいつま みになります。これにスモークを掛けるんですが、ベーコンなどと は違い、加熱してはいけないので、スモーカー（燻製用具）の中で はなく、熱のあまりあたらないところで、煙だけ当てるシステムが 必要です。煙突を作るのが一般的のようですが、マンションなんで できません。最初は手に持って煙を当てていましたが、重いし長時 間くたびれていまい、何か良い方法は？？？と眺めているうちに画 期的方法を開発してしまいました。レンジフードの直下にアミをぶら下げ るんです。火力の調節で45度ぐらいまでに抑えて、２０分を３セット、 途中冷却しながらスモークしました。味はちょっと濃すぎたかな・・。
　自分でフライを作って、早朝から釣りに行って、さばいて持ち帰り、家 で３枚におろし、漬け込み液に漬け、翌日スモークで完成です。
　満足度はかなり高いですが、疲労度もかなり高いです。

ひとこと　その37　気の増幅装置

　私が初めて「気」の世界の存在を意識してからちょうど10年経ちました。アキュプロ２という EAV（Dr.Vollによる電気的鍼灸装置）の10年ローンが8月で終わりますのでまちがいありません。 この機械は1円も稼ぎ出しませんでしたが、私の歯科医師としての方向性と家内の病気を根本から治 す方向を教えてくれましたので、400万円も無駄じゃなかったと思いたい・・・。（笑）
　でも「気」の世界を知ってからの10年間、歯医者としては大きな悩みを抱えることになりまし た。口腔内の金属が、身体に悪い可能性が高いことを知ってしまったからです。保険治療では金属を 使わないと治療が成立しません。だから、医院の方向性として「予防」を中心とし「できるだけ歯 を削らない」「できるだけ神経を取らない」歯科医院を作ってきました。メタルフリー（金属なし） を目指し、医院収入に見合わない（笑）高額なCERECを導入してできるだけ安 価なセラミックを提供したり、「自分の歯を大切にしよう」と思っていただける ように「キレイな白い歯」を提供すべく、審美歯科的な方向に医院を変えてきた のは御存知のとおりです。
　「なぜ金属は良くないのか」という質問に、今の科学の常識では完全に答える ことができません。一部、科学的に証明されていて、実害がわかりやすいところ では金属アレルギーがあります。アレルギー症状があり、皮膚テストで反応が出 ますからね。しかし、食品のアレルギーと同じで個人差があります。

　アレルギーではない金属の問題、つまり、口腔内の電流の為害性が今の科学で はキチンと証明できないのです。口腔内電流は計測可能ですし、理解しやすいと 思います。電極に相当するモノが口の中の金属、電解液が唾液。唾液はプラーク コントロールが悪ければ酸性度が上がり、電気が流れやすくなります。
　以前、ニュースレターで家内が死にそうになった話を書きました。GPT/GOTが1300という記録 的な数字で入院したときの話です。なんとか生きて退院した１０年前、家内の原因不明の難病の原 因が「口腔内の電流である」とEAVが示したのです。口腔内の金属が起こす電流がガンや自己免疫 性疾患などの難病をどのように引き起こすのか、ハッキリしません。ハッキリはしないけど、近頃 読んだ本でおぼろげながら想像がつきました。この本は私の友人が送ってくれたのですが「バイブ レーショナル・メディスン」といいます。アメリカで１９８７年に書かれ、２００３年に翻訳されて いました。読むまでに７年間も無駄に悩んだのかと思うと残念ですが、たぶん、今の私のレベルに なるまでは出会えない運命だったのでしょう。

　その本を送ってくれた友人がわざわざ鹿児島から講演会に来るというので、いっ しょに行って来ました。この講演会の主催者は佐賀で開業して、気功や漢方、西洋 医学やホメオパシーも取り入れているお医者さんで、矢山先生といいます。「矢山 クリニック　佐賀」でネットで検索するとすぐに出てきます。今から5年ぐらい 前、診療室の岩塩ランプを買った波動治療器具の業者に「ドイツ波動治療ツアーに 行きましょう」と誘われたことがあります。その矢山先生や「歯は臓器である」と いう本を書いて有名になった先生、などなど10名ほどのツアーでしたが、残念なが ら当時の私にとっては「怪しすぎて」行くことができませんでした。もし、ツアーに参加していたら 今とは違った道を歩んでいたかもしれません。
　この講演会はバイオレゾナンス医学会という団体が主催していて、この団体の構成員は6割が医 師、3割が歯科医、残りが鍼灸、カイロ系の先生です。2ヶ月に1回、東京で勉強会があります。講演 会の後に勉強会へのお誘いがあり、「体験メンバー」として家内と二人で出かけていきました。そこ では患者さんが聞いたらビックリするような話ばかり聞けます。症例報告をメインに実演もありまし た。体験メンバーを見てくれるわけです。家内が診てもらおうと思って手を挙げたのですが、後ろか らダッシュで登場した、整形外科を開業している先生に負けました。ゼロサーチという波動診断器 を使った診察がはじまりました。医者も人間ですから、当然、病気を持っているこ とがあります。彼は腰痛がひどいのだそうですが、自分の診断では原因不明で、診 療するのがきついのだそうです。整形外科医なら「自分で治せよ！」と言いたいと ころですけど、これが現実でしょう。診断結果は腰の周りの筋肉に細菌感染があ り、それが原因でした。有効な抗生剤も調べることができて、「クラリスを自分で 処方して飲んでください」ということになりました。
　この学会に10年ぐらい在籍している元呼吸器内科の先生が「体験メンバー」の ために自分の過去を語ってくれました。

　「私は大きな病院の呼吸器内科（結核、気管支ぜんそくなどを治療する）の医師でした。ある 時、自分が過去に治療した患者さんの予後を調べたら、単純感染症（原因がハッキリしている感染 症）以外には1人も治していないことに気付きました。他の医師はどうかと思い、先輩医師のデータ も調べたけど、喘息を治癒させた医師は誰もいませんでした。たまたま漢方の研究会で知り合った 矢山先生に教えてもらったゼロサーチを使って診療をしたら、「怪しい機械で診察された」と病院 にクレームが殺到したので、退職せざるを得なくなりました。内科を開業してしばらくした頃、小学 校入学前の6歳の女の子が喘息の治療にやってきました。あまりに喘息がひどいと養護クラスに行か ないといけないのだそうです。ゼロサーチを使って診断したら、母親由来（胎盤経由？）のパラジ ウムが気管支に沈着し、その周りで細菌とウィルスが炎症を起こしていることがわかりました。抗生物質と漢方薬、金属を排泄させる薬を処方しました。2週間後、再診のためにやってきた彼女からは 症状は全く消えて、とっても明るく元気になっていました。これで安心して普通の小学校に通えると とても喜んでいました。この症例が私の医者人生で初めて喘息を治した患者さんです。」

　「母親由来のパラジウム」ってよくわからなかったんですが、たぶんこういうことじゃないか思い ます。妊娠初期の胎児の発育に一番大切な時期に「つわり」が起こります。嘔吐をともなうこともあ ります。強酸である胃液が口腔内に出てきて、その口腔内に貴金属じゃない溶けやすい金属があれ ば簡単に溶解するでしょう。溶けた金属イオンは飲み込まれ、身体に蓄積されます。当然、胎盤を経 由して胎児にも蓄積されるでしょう。胎児に入った金属イオンは、たとえ微量でも胎生2〜3ヶ月の 胎児にとっては充分すぎるほどの「毒」になるんじゃないかと思います。その女の子 の場合、パラジウムが気管支に沈着したわけです。それがアマルガムの水銀であれ ば、神経細胞の発育を阻害してしまうでしょう。
　実際に私がゼロサーチを使って家内を診断しようとすると、周りのドクターがいろ いろと教えてくれました。彼が使うと「ここにこういう抵抗があるから・・」って、 家内の身体の周りの空間の変形を示すのですが、私には全くわかりません。彼曰く「これは気を利 用するから、気功を習った方が良いですよ。もし、金属が口の中にあるなら治した方がいいですよ。 僕は4本治したら、気の力が倍になりました。あと４本あるんで、早く治さなくちゃ。」
　お医者さんはゼロサーチを使っても特別の料金を請求しているわけじゃありません。 「保険診療」でやっているようです。「なぜそんなお金にもならないことをするのか？」あくまでも私の想像 ですけど、医者としての使命に対する満足感を得ることができるからでしょう。どんな病気も治して しまうブラックジャックに憧れて医者になったのに、対症療法薬のステロイドばかり処方して、本当 は一人も治していないことを知ったならば、ショックは大きいでしょう。自分が「本当に治した」 満足感は、お金には代え難いのです。実際にそういう医療を求める患者さんで、彼らの診療所の新患 予約は半年待ちだそうです。今回また機械購入で新たにローンが始まってしまいますが、今の医科界 の「常識」に流されないお医者さん達と友達になれるだけでも大いなる収穫です。
　近頃うちの家内が気功のトレーニングをやる気になっています。いろいろと知識を得て、ようやく 自分で治す気になったんでしょう。

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