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2007.12

スコール 皆様、いかがお過ごしでしょうか?突然、冬です。
今年は秋を飛ばして一気にやって来た感じですね。10月はじめまで暑くて自転車で通勤し ていました。これがあの発作の伏線になるとは・・・。
春と秋がほとんど無く、夏と冬しかないのは鹿児島で経験しました。はじめて 鹿児島に行ったのは3月終わりでした。1ヶ月経ったゴールデンウィーク頃には 夏の日差しになっていました。鹿児島で初めて経験してビックリしたのは「ス コール」です。雨粒が大きいのです。まさにテレビで見た「熱帯のスコール」 です。突然降り始めて30分位で止むのです。ここ数年千葉でも雨粒が大きく なったなと感じていました。やはり温暖化なんでしょうかね。エネルギー環境 からすると温暖化になってくれた方が冬は良いですが、夏のクーラーによる電 気需要が大変なことになりそう・・。(右は九州地方の清涼飲料水です。)

院長 加藤昭浩


ひとこと その19 「青天の霹靂」

10月5日金曜日、業者とのHPの打ち合わせのために稲毛海岸駅まで自転車で出かけ、食事をし て戻ってきました。午後2:30から初診の患者さんの写真とレントゲンを撮り、私が立った状 態でその説明をしていた時に「それ」は起こりました。突然、「クラッ!」と来たのです。右手 を壁の近くに置いていたので壁をおさえ、患者さんには何気ない顔をして椅子を引き寄せて座り ました。座ると多少安定したのでそのまま説明を続けました。でも、自分の中で「何か」が起き ている認識があったので、患者さんへの説明は早めに切り上げました。カルテの記入などで時間 が経つにつれて、座っていることも難しくなってきました。本来は患者さんが横になるべき治療 用のユニットで寝ていました。「何が起こったのだろう?これってもしかして脳梗塞?」やはり 最悪の事態も想像するわけです。視覚の異常はあるか、聴覚の異常はあるか、手足の運動の異常 はどうか、その他いろいろと動かしてチェックしてみました。結果は全て「正常」で横になって いれば全く問題はありません。おー、生きてる!ちょっと余裕が出てきました。さて、この原因 は・・・。「近頃ローストビーフの食い過ぎかな?」とか「悪霊が憑いたか?」とか、妄想で頭の 中がいっぱいになります。幸いにしてお隣が内科の診療所なので、事情を説明したら先生と看護 師長さんがやって来てくれました。いわゆるバイタルチェックをしていただきました。結果 「OK!」でした。が、・・・立てません。相変わらず不安定です。先生が「念のためにMRI撮り ますか?」と言ってくれたので、お願いして紹介状を書いて頂きました。もう残りの患者さんは キャンセルです。御迷惑をお掛けした皆さん、この場を借りてお詫びします。

MRI画像  姉に付き添ってもらってタクシーで駅前の神経内科に行きました。新しくてき れいな病院です。私の行った時間は私と同年代の女性の患者さんばかりでした。 男の私はなんだか場違いで非常に恥ずかしい上に、タクシーに酔ったのか座って いるのさえ難しい状態になっていました。「横になってお待ちになりますか?」 と言われ、お言葉に甘えて奥で寝ながら待っていました。MRIの準備ができたの で呼ばれ、立ち上がって撮影室に行き、約10分間ガラガラとうるさいMRIの強 磁場の中で、ボーッといろいろと考えていました。撮影が終わり、診察室に入る と座った状態で先生のチェックです。目の動き、手の動き、舌の動きを見てOK。MRI画像の説明 をしてくれました。この撮影方法では「かくれ脳梗塞」まで読めるそうで、良くわからんけど素 人目にもきれいな画像の連続でした。最後に「正常ですね」と先生の一言。「はあ・・・。」半 分は予想していたけどやっぱり「正常」。安心して良いのか、安心しない方がいいのか・・・。 この時はじめて「頭痛」でMRIやCTを撮影して「正常です」と言われて途方に暮れる「噛み合わ せ症候群」の患者さんの気持ちがわかりました。

 神経内科の診療が終わってタクシーの中で姉が「具合が悪くなった最初から診脈(気功での診 断)していたんだけど、私の診脈でも脳と心臓は大丈夫だよ。でも、胸から首がなんだかおかし い感じがする。」と言いました。近頃姉の診脈は当たっていることが多いので、ちょっと安心し ました。けど、この症状は何?フラフラしながらも自宅にたどり着くと急に吐き気がしてきまし た。吐き気なんてまずいんじゃないの??と思いつつ便器を抱いてゲーゲーです。家内には姉が 電話してあったようで、内科も正常、MRIも正常ということが伝わっていました。普段病気をし ない私が「とんでもない状態」なのに、家内はオドオドするわけでもなく「めまいの時は吐きた くなるんだよ。」なんて冷たく言い放ち「私もときどきめまいの時は吐くよ。」などと病気自慢 をして、普段どおりに夕食の用意をしています。あれ?俺のこの状態を「めまい」というの?? あーそうなんだ!これが「めまい」なんですか・・・。なんだか良くわからないけど名前が付く と不思議と安心できますね。まあ、横になっていれば普通の人なんですけど・・・。その晩はな んとか風呂にも入って、軽く食事もして、早く寝ました。翌朝、フラフラは残っていますが、多 少良くなっている感じでした。全く動けなければ完全に患者さんをキャンセルするつもりでした が、運良くというか何というか予約の方はPMTCが満員で私はちょっとだけ。それも銀歯を付け るとか簡単な治療ばかりでしたので診療をやることにしました。奥の チェアに横になって患者さんを待っていて、患者さんが来ると交代で す。私が座り、患者さんが横になる(涙)。何とか無事に一日が終わ る頃に、姉が「(気功の)先生に遠隔で診脈してもらおう!」と気功 学校に電話しました。・・・「遠隔」ですか・・・(汗)。姉は受話 器を置くと「あんた、左の頸椎が曲がっているんだって。先生は『首 を元の位置に戻して気を入れておいてください』って、言うんだけ ど、どうやって首を戻すのかなあ・・・」

MRI画像  ええっ?首ですか?整形外科ってこと??手を回して自分で恐る恐る頸椎を触ってみると変な 出っ張りがあります!上から4、5番目あたりが左に出ているのです。そういえば家内の具合が 悪い時に同じような出っ張りがあったことを思い出しました。原因は「頸椎」と診断されるとい ろいろと思い当たることがあります。実は頸椎は7〜8年前から問題のあるところでした。最初 の症状は握力の低下でした。テニスのラケットをしっかり握れなくなったのです。原因は頸椎が 歪み、神経が圧迫されて症状が出ていたのです。治療としては一日おきに牽引をしてもらってい ました。牽引をやっている時は調子良いのですが、翌日には元に戻ってしまいます。そのうち整 形外科の診療所が移転してしまい通えなくなりました。

 なぜか、その頃から身の回りに怪しい話が始まりました。占いもダイヤモンドもその頃です。 その影響だと思いますが、それまでの私なら「非科学的」と言って決してやらなかったであろう 「ヨガ」に通い始めました。ヨガを始めて自分の身体が歪んでいることに気付きました。鏡で見 ると左右の肩の高さが違うのです。ヨガで徐々に問題が改善しつつあったのですが、今ひとつ スッキリしませんでした。そこでヨガにプラスして、ウェイトを持っての徒歩通勤が始まったわ けです。もう5年以上経つと思います。しかし、ほとんど毎日歩いているとそれが「日常」に組み 込まれてしまい、なぜ歩き始めたか、歩かないとどうなるかを忘れてしまっていたのでした。

釣り  今年の夏は異常に暑く、歩行での通勤は困難です。恥ずかしながら自転車を 使うことが多くなりました。さらに10月20日の学会発表の準備が時間に対す るプレッシャーになり、歩く時間を減らす理由になっていました。後から考え れば、そういう「テンパッた」状況の中で前々日の水曜日に魚釣りに行きまし た。往復で6時間高速道路を運転して、釣りは6時間ほど右手ばかり使って キャストし続けたわけです。狭い池や渓流であれば遠投する必要もないのだけ ど、そこはかなりの遠投を要求します。さらに悪いことにこの夏からテニスス クール通いを始めました。倒れる前夜、木曜日の夜中10時から12時頃まで やってきました。テニスも右手しか使いません。こういう風に考えてみると如何に頸椎のズレに 良くない事ばかりをしていたかが、良くわかります。ヨガだけは毎週通っていましたが、残念な がらそれだけでは発症を抑えることはできなかったということなんでしょう。

 土曜日の診療後に姉の家で推拿(気功のマッサージ)をしてもらいました。足の裏から始め て、足首、ふくらはぎ、膝裏と昇ってくるのですが、これが痛い。痛いのですが、気持ちいい。 肩まで上がってくるうちに、途中で眠くなって、寝てしまいました。どうやら30分ほど寝たよう です。目が覚めて起きあがってみると「めまい」がありません。さらに頸椎を触ると、なんと 出っ張りが消えてしまいました。そして普通に歩けます。ビックリです。んー、気功恐るべし!

 いろいろ「ビックリ」があったので、順を追って整理してみると、

1,内科領域では原因がなかった。(内科で発見できなくてラッキーです。)
2,さらにMRIでも原因が見つからなかった。(さらにラッキーなんですけど・・・。)
3,気功学校の先生は遠隔診断(千里診脈)で原因を突き止めた(かもしれない。)
4,気功の先生に言われた部位を私が触ったら、いつもは存在しない「こぶ」を発見できた。
5,先生は姉に治療法(?)を指示して、姉が指示通りに施術したら「こぶ」と症状が消えた。
6,と言うことは、先生の診断は正しかった。(ことになるのかなー???)
7,そうであると千里診脈(遠隔診断)は病気や症状を見つけることができる可能性がある。
8,頸椎に問題があるとめまいが起きる(可能性がある。2名の検証済み。(笑))

これって、すごくないですか???まあ、神経内科のつぎに「整形外科に行く」という選択肢が 入れば正解にたどり着いていたかもしれませんが、でも治療は「牽引」でしょ・・・。

釣り  具合も気分も良くなって翌日の日曜日は丸一日ゆっくりと過ごしました。半分は横になり、軽 くストレッチとヨガをやりました。あまり強く効き過ぎないようにセーブして「鋤(すき)の ポーズ」「魚のポーズ」をやりました。下半身が大切のように感じたので、 足裏、ふくらはぎを丹念にマッサージして過ごしました。翌日は体育の日 で連休です。何というラッキー!!この日は朝から台所に立って、丸一日 横にならずにいられるかを試すことにしました。朝食、昼食、夕食、ビー ル、石鹸を作りました。普段より疲れたけど、結果はOK。ほぼ完全に治っ てしまいました!!

 火曜日から徒歩通勤を再開しました。ほぼ2ヶ月ぶりです・・・。今回の経験は何とも言えず 面白い経験でした。自分の身体の平衡状態が崩れたことが騒動の始まりです。今まであまり信じ ていなかった「千里診脈」とか「遠隔治療」ですが、私の中ではかなり信じられるレベルまで来 ました(笑)。医師法により気功師は「診断」をすることはできません。でも患者に大事なのは 「診断の正確性」よりも「良好な治療結果」です。どんな病気も「必ず治る治療法」があれば楽 でいいですよね。歯周病も、歯みがきしないで気功で治るかな・・・(笑)そんなワケない!!

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