CERECの進化・千葉県千葉市美浜区稲毛海岸(稲毛)の歯科医・歯医者

千葉県千葉市の加藤歯科・歯科医・歯医者では審美治療メタルフリー治療矯正治療歯周病治療インプラントの治療を行っております。








2009.6

千葉市のインプラント専門歯医者  5月27日に白河まで釣りに行きました。土日1000円なので、平日に高い高速代を払ってまで出かける意味をちょっと悩んだのですが、ボーッと釣りに集中したかったから、人の少ない平日に行きました。今は「シーズン」なんで、お魚の活性も高く、非常に楽しい一日を過ごすことができました。今回は60センチクラスを釣り上げることはできませんで したが、握力が効かなくなるほど竿を引っ張ってくれたお魚たちに感 謝。持ち帰ったサクラマスのムニエルはおいしかったです。

院長 加藤昭浩


ひとこと その28 「車の話」

「車の話」 先週、車を新しくしました。オデッセイというホンダの車です。この前の車もオデッセイですし、その前もオデッセイです。その前がレジェンドで、その前がアコードです。ずーっとホンダ車を乗り継いでいます。その前の車は家内持参のいすずのジェミニ、最初に乗ったのが日産の中古車です。ジェミニからアコードに変えた22年前はまだホンダ車のシェアも低い時代でしたが、ホンダF-1の全盛期で、ターボエンジンを積んだモンスターカーが突っ走っていた時代です。ヨーロッパでのホンダ車のシェア拡大のためと「レースは実験室である」という哲学が会社にあった時代でした。アイルトン・セナの全盛期です。その頃のホンダはカッコ良かったです。それに比べて今は・・・。
私が小さい頃、父親は電車で会社に通っていましたので、うちには車がありませんでした。自動車はまだそれほど普及していませんでしたが、私の叔父がトヨタのクラウンに乗っていていました。時々、うちに遊びに来たときに車に乗せてもらうのが楽しみでした。首都高が開通して、叔父が初めて高速道路を走ったときの印象を話してくれたのを今でも覚えています。「100キロで走るとどんな感じなの?」「100mの距離のメーターがカチッ、カチッって回っていくんだ。」なんていう会話を交わした記憶があります。その後、名神、東名と高速道路網が広がり、日本も自動車が主要産業になっていきました。

車の話  今は幕張で開催されていますが、昔、晴海で開いていた東京モーターショーに、毎年父親が連れて行ってくれました。各メーカ−、すべてのカタログを集めて、袋いっぱい持ち帰りました。まだまだキレイなお姉さんの方には興味が無く、ただただカタログをもらっていました。しばらくはカタログを毎日眺めて、車のデータを比較して楽しんでいました。昔の車はデザイナーの描くイメージスケッチから作られていて、かなり特徴がありました。トヨタの2000GTや日産のシルビア、マツダのロータリーエンジン搭載のコスモ、ホンダのS800なんかは特に印象に残っています。今はどこのメーカーも同じデザインに見えるのは、空力特性をコンピューターに入力すると同じような形になってしまうからです。 高校になり、理系に進んだのは歯医者になる目的よりも工学部で自動車を作ろうかな?と思っていたからです。3年の時に隣に座った男が歯学部志望だったので「そういう道があるか・・」と思ったあたりから進路がずれていきました。進路変更しても、夜中にテレビで放映していた自動車レースを見ていました。

車の話  大学に入り、教養課程の2年は家から近く、車の必要がありませんでした。3年生からの歯学部専門課程はキャンパスが変わり、大学病院まで通わなくてはいけません。鹿児島大学病院は繁華街から10キロほど外れた山の上でした。引っ越して病院近くに住む友人も多かったのですが、あまりにイナカで外食する店もなく、車を手に入れて通うことにしました。知人の日産自動車の人にお願いして、6年落ち(歯医者じゃなくて廃車直前)のバイオレットを20万円で購入し、鹿児島に持っていくことにしました。私の手元に来た当初、室内がガソリン臭いので、日産の修理工場へ持っていき、整備士さんに見てもらいました。ガソリンポンプが不良ということなので、自分で部品を買い、自分で交換しました。もう一度工場へ持って行き、チャンと付いているか確認してもらった覚えがあります。昔のエンジンルームには良くてクーラー(エアコンじゃありません)ぐらいしか空間を埋めるモノはなく、日産のL16エンジンが全くのムキだしで収まっていました。キャブレターのエアフィルターを部品交換したり、ガソリンの出具合(混合比)を調整したり、オイルやバッテリーの交換は自分でやりました。昔の車はいろいろと手入れする必要があり、ガソリンスタンドは今よりも大切な場所で、単なる「給油所」じゃありませんでした。

車の話  この車で3回、陸路を走り、千葉まで帰ってきました。最初は、鹿児島から福岡の友人宅(建築学科の友人)まで送り、宿泊。小倉から山口に渡り、9号線を走り津和野を見物して、日本海に出ました。松江に泊まり、出雲大社、日御碕に行きました。宍道湖を周り、鳥取砂丘から城崎温泉に泊まりました。ここの外湯を6コ入りヘロヘロになりました。三方五湖へ周り、敦賀から高速で帰ってきました。2回目は山陽道を辿りました。瀬戸内沿いを走り、錦帯橋、厳島神社、姫路城へ寄りました。3回目は千葉から友人2人が鹿児島に遊びに来て、帰りに3人で大旅行しました。鹿児島から阿蘇、久住を抜けて別府からフェリーで四国の八幡浜へ渡り、足摺岬、高知桂浜、大歩危小歩危、吉野川を下り徳島へ。鳴門大橋の工事を見て、フェリーで淡路島へ。通常コースの阪神方面じゃなく、和歌山行きのフェリーで紀州へ。名阪国道を四日市まで、夜中に走ってそのまま帰ってきました。 その昔、鹿児島では白のバイオレットがタクシーとして多く使われていました。私が乗り始めて4年ぐらい(合計10年)たったころから、ドアの下の方が錆びてくるので、スクラップ工場へ行き、廃車になったタクシーのドアを1枚5000円で買って交換したりしました。ボンネットも5000円でした。家内とは卒後2年間、大分と鹿児島に離れていましたので、この車で数回、大分と鹿児島を往復したことがあります。大分で家内の父親に「この車でホントに鹿児島まで帰れるのか?」とマジで心配されたこともあります(笑)。 25年前の東九州ですから1級国道でも街灯は少なく、夜中に走っているとタヌキに出会うこともありました。標識も不備で道を間違えたこともあります。結婚して新居へ移り、オーブンレンジや全自動洗濯機とともに奥さんが持参した新車のいすずのジェミニがやってきました。夫婦で大学病院に勤めていたので1台しか使わないことが多くなりました。車にも、もう自分が必要じゃないことがわかるのでしょうか、ある日全く動かなくなってしまいました。ボンネットを開けて、いろいろ触り、どんなに頑張って調整してもエンジンがかからなくなりました。車ながら、まさに天寿を全うした、という感じです。

車は好きなんですけど、高額車にはあまり興味はありません。かとう歯科の診療台である「シーメンス」の購入に際し、友人に「ベンツは乗らない!」宣言をしましたから、ベンツはちょっと選考外ですけど、金額だけならベンツとかBMWとか買おうと思えば、CEREC1台で2台分は楽勝です。でも、車をそこまで欲しいとは思いません。それよりもCERECが欲しかったんですね。まあ、高級個人タクシーでもやってれば別ですけどね・・(笑)。

CERECの進化

CERECの進化 今、かとう歯科ではオールセラミックスの大半をCERECで作っています。CERECとは歯科用のCAD/CAMでセラミックブロックを削り出すことで「白い歯」を提供できるシステムです。導入当初はあまり具体的な使い方を思いつかなかったのですが、今では当初考えていた以上の使われ方です。これほど使われるようになった理由はいくつかあります。まず、即日の治療終了が可能です。前もって予約して頂ければ、5000円高くなりますけど、その日に治療が終わります。後日にセットの場合でも、翌日以降には装着することができます(私がヒマな場合は、ですけど・・)。外注の技工に出すと1週間から10日かかります。また、 安いことも大きな理由でしょう。外注の場合、1本12万円頂いています。CERECだと今までは奥歯だけですが、6万円ですから(土台が必要な場合は1万円プラス)。「早い」「安い」「きれい」です。まるで「吉野家」みたい。
 以前から一部の方にお話ししているとおり、7月終わり頃にバージョンアップします。今までのクラウンの圧縮強度は120Mpaでしたが、ブルーブロックを使うと360Mpaになります。インプラントの冠に今までのセラミックスを使うと、時々割れることがありました。これが改善されます。この新しいブロックは削りだした後に熱処理が必要になります。陶器を焼く窯なんですけど、これがあると色の修正が可能になり、よりリアルな色も追求できます。でも、これは手間なんで、やらないと思います。やはりここから先は技工士さんの仕事ですから・・。
 右の写真は一連の工程です。削って、歯型を取るまでは今までと同じです。今までは歯の色をしたブロックを削りましたが、この製品はブルーのブロックを削ります。この段階の堅さは100Mpa程度で普通のブロックとおなじです。これを口腔内に入れて調整をします。 ここからが新しい追加される手順なのですが、口腔内で調整が終わったら、窯でブルーのセラミック冠を焼きます。焼成プログラムは403℃6分、840℃7分、減圧して700℃20分で焼き上がりです。こんなに細かく調整は不可能ですから、プログラム化された専用の窯が必要です。ちょっと高価ですが・・・。

 あとはいままでと同じ方法でのり付けして完成です。完成後の写真だけ見るとどれが修復した歯なのか、全くわかりません。もう一つ大きな進化は今までにないブロックができました。今までは単色のブロックでしたが、今度のはセラミックブロックがグラデーションになっていてます。右の写真では色の差がわかりにくいですが、エナメル色、象牙質色を表現できます。イラストのようにエナメル色を多く作ることもできるし、位置を下げれば象牙質色を多くできます。当然、ベースの色も明るい色から暗い色まで(A1~A3.5)ありますからかなりリアルになります。今後、前歯もCERECで作ることも検討中です。価格も検討中ですが、9万円を予定しています。グラスファイバーの土台が1万円ですので、両方で10万円です。さらに、今までCERECでは作っていませんでしたが、ラミネートベニア法もCERECでやろうかと考えています。でも、周りがキレイな健全歯で、その中の前歯1本だけ作るのは色あわせが難しいんです。その場合は外注バージョン(12万円)をお薦めします。
 先日、赤坂で開業している先生と話をする機会がありました。その先生はうちで12万円で入れている歯を16万円で入れるのだそうです。(メーカーも作り方も同じです)CERECの話をしたら、「早く装着できるんだから、付加価値が高い。だから17万だな。」と、言っていました。ちなみにインプラントも55万だそうです。うーん、赤坂恐るべし・・・。
 千葉でも赤坂でもCERECを使えば白くてキレイな「歯」を 簡単に、早く、それなりにリーズナブルに作り上げることができる時代が来た!と言えると思います。

編集後記

CERECの進化 6月20日に名古屋で鹿児島大学同窓会主催のセミナーで喋ってきます。身内のセミナーなんで、全員で15人ぐらいです。よそに行って喋る内容もそれほど無いのですが、義理のある人から頼まれたので、1時間ほど雑談をしてきます。そのセミナーに向けて、2ヶ月ほど前に本を大量に注文し、泥縄式に人間の中身の充実を図っています(笑)。でも、本を読めば読むほど、関連する本が読みたくなって「積ん読」が冗談じゃなくどんどんと高くなって行きます。一日に1冊のペースで読めれば良いんですけど、なかなか毎日1冊は無理。飛ばし読みも速読もしたくない「名著」ばかりだから、ホントに時間が欲しい。でも、時間がないはずなのに中学の時の同窓会の幹事を引き受けてしまいました。あぁぁ・・・。
同窓会をやり始めるのは歳を取ったという証拠です。昔の美人も今は・・・。
昔の美しいイメージを大事にしたいなら、同窓会なんてやらない方が良いと思うんですけど・・・。 同窓会が悲しいのは、終わる頃には過去の情報が書き換えられて、今の状態に馴染んでしまうことです。一般的に女性は年上と結婚している場合が多いから、たとえ同級生でもふだん見ているダンナより若く感じるかもしれません。でも、男性の場合は奥さんよりも年上の女性の相手をしないといけないんですよ・・・。奥さんよりも上、ですよ!!元同級生も読んでるから、これ以上、同年の女性の悪口書けないんだけど・・(笑)。あんまりモチベーション上がりません・・・・。
えっ、お互い様だって?? 知ってるよ、それぐらい・・・。(笑)
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